フリースキー「ハイク機能付き」ビンディングの選び方

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フリースキーという概念は非常に多岐に渡るスキースタイルを含んでいます。今回はその中でも近年人気を集めている、バックカントリーやサイドカントリー、競技で言えばフリーライドと言われるジャンルに適した「ハイク機能付き」ビンディングの選び方を紹介していきます。

今回の目次です。

・ハイク機能付きビンディングとは?
・ハイク機能付きビンディングの種類とブーツ
・ビンディングを選ぶ前に、スキーを選ぶ
・まとめ

さぁそれでは早速いってみましょう!

「ハイク機能付きビンディングとは?」

まず最初にハイク機能付きビンディングとはどんなシチュエーションで使うか、どんな機構かを解説します。

ハイク機能付きビンディングを使用するシチュエーションは、ゴンドラやリフトがかかっていない斜面まで「歩いて登り」滑る状況になります。
なので一般的にハイク機能付きビンディングは普段スキー場のゲレンデ内でしかスキーをしないスキーヤーには特に必要ありません。

そして機構としてはビンディングにブーツを止めた状態で歩けるようになっています。

「ハイク機能付きビンディングの種類とブーツ」

そんなハイク機能つきビンディングですが、ビンディングの留め具に大きく分けると2種類あります。

・フレームタイプ

まずは一般的なスキーブーツ(アルペンタイプ)でも装着可能な「フレームタイプ」のハイク機能付きビンディングです。

※MDV SPORTS JAPAN のカタログより転載

イメージとしてはアルペンビンディングの下にあるフレームを登坂モードにするとトゥーピース下の蝶番的なところを軸にカカト側がフリーになって歩けるしくみです◎

・ピンタイプ

そして一般的なスキーブーツ(アルペンタイプ)では装着できない「ピンタイプ」のハイク機能付きビンディングです。

※MDV SPORTS JAPAN のカタログより転載

ピンタイプ対応のブーツでしか取り付けができないので注意が必要です。
ビンディングの保持方法としてはブーツのトゥーパーツの横の穴にピンがバシッとハマる構造になっています。

踏み込むこで両サイドのピンがブールの受けの部分にハマって、このピンを軸にカカトが上がる仕組みになっています。

「ビンディングを選ぶ前に、スキーを選ぶ」

ビンディングの前にスキーを選ぶことから始めましょう!
ひいてはどんなシチュエーションで滑るか、をイメージするところからスタートすると良いようです。
(実はこの考え方、普段パークを滑ってばっかりの自分もメーカーの方にお話を聞いて知りました笑)

そうはいっても中々イメージしづらいと思います、という事で下の画像をご覧ください。

これはMARKERの担当者の方の営業資料の1ページなんですが、左下のグラフの部分が重要で、ハイク機能付きビンディングで登る高低差と登る時間に応じて軽いビンディンにしていく方が快適ですよ、という表になっています。

この表を見るとピンタイプものが良いように感じてしまうかもしれませんが、ピンタイプの軽いビンディングはアルペンビンディングと比べると保持力がどうしても弱くなってしまうので、滑りのハードさに応じてアルペンビンディングの保持力が必要になって来るんですね◎

なので最初に戻りますが「ビンディングを選ぶ前に、スキーを選ぶ」(=どんなシチュエーションを滑るか)が重要になって来ます。

改めて先ほどの表を見てみましょう◎

軽さに比例して登りは楽になる代わりに滑りのハードさへの適性は下がり、滑りのハードさに比例して道具が重くなる、という感じです。

重くなるにつれビンディングのパーツがアルペンビンディングと同じ形状になって行くのが分かるかと思います◎

今年新製品として登場したDUKE PT (表の右から2番目)は新機構を搭載されていて、歩くときはピンタイプ、滑ると時はアルペンタイプにトゥーピースをトランスフォームさせる事が可能です。

こう書くと一番良いように感じるかもしれませんが、しっかり重いので滑り手を選ぶビンディングじゃないかなと感じています。

登った先の斜面でゴリゴリに滑ってジャンプしてトリックをするような場面でこそ必要とされるビンディングだと思います◎

まとめ

という感じで「ハイク機能付きビンディング」についてまとめてみました。
スキー選びにも通づるところですが「どんなシチュエーションでスキーをしたいか」が大きなポイントになると思います◎

特にバックカントリーやサイドカントリーでは万が一の事故が起きた場合の迅速な救援がない場合も多く(=スキー場のゲレンデ内ならパトロールが在中していますが)、体力や滑走技術に応じた道具選びが安全面からも非常に重要になってきます。

いきなり道具を購入するのではなく、事前にバックカントリーのガイドサービスなどで一度体験してから道具を選んで行くのが賢明かなと個人的には思っています。

自分と同じMDV SPORTS JAPAN のライダーである古瀬和哉さんが務める「Locus Guide Service」のご利用をおすすめします◎

最後まで読んで頂きありがとうございました、動画を2つ貼っておきますので合わせてご覧ください。

MDVチームでのツアー動画、結構イメージしやすいと思います◎
Youtubeでも今回の内容で動画配信しています。